拝啓鎌田様 私の『好き』を食らいやがりなさい
拝啓 鎌田菜月様
この度は私の親愛なる赤堀さん、伊藤さん、井上さん、入内嶋涼さん、倉島さん、菅原さん、西井さん、平野さんをご指名いただき誠に有難うございます。
加えて、我々ファンの想いが介入出来る余地をご準備いただき、心より御礼申し上げます。
さて。
鎌田様から頂戴しております指令内容としましては、『好き』を共有せよ、とのことだったと思います。
覚悟してください。私の『好き』は海よりも浅く、山よりも低いですが、その広さだけは、広大な濃尾平野に勝るとも劣りません。
存分にその広さを堪能していただき、少しでも素晴らしい公演の礎となるよう、好きをしたためさせていただきます。
まず、赤堀君江さんですが、舞台上でとてもキラキラしています。
え? 表現が稚拙だって?
だって、しようがないじゃないですか。本当に、輝いているんですよ。
楽しそう、とも微妙に違う。カッコイイ、とも違う。血気迫る、とも違う。
舞台外では掴みどころのない一人の少女が、まさしくアイドルになる瞬間の輝き。
それが、最も強く、眩しくて目が離せない。そんな子です。
「どう?私、アイドルしてる?」そんな表情を時折見せる姿が、たまらなく好きです。
次に、伊藤実希さん。The フィジカルモンスター。
研究生とは思えない表現力もさることながら、彼女のストロングポイントはやっぱり身体能力の高さ。
飛んで、跳ねて、また飛んで。
体感の強さと、長くすらっとした手足を遺憾なく発揮したパフォーマンスは、それだけで研究生公演を観たいなぁと思える逸品です。
そんな彼女を万華鏡に据えて、あえてその『静』を観てみたかったりもします。
次に、井上瑠夏さん。選抜などで一緒にいる時間も多いでしょうから、一ファンが言うのも今更ですが、今最も真ん中が似合うメンバーだと思います。
あんなにふわっとした人柄ながら、パフォーマンスに隙は無く、オールラウンダー。
可愛らしい曲は勿論、先日のDear Jよろしくクールなダンスナンバーもお手の物。
ユニットなれば、どんな曲でもやはり真ん中に。鎌田様に選ばれて真ん中をやっている、そういう自覚の元で彼女がどんなパフォーマンスをしてくれるのか、想像するだけでどうにかなりそうです。
続きましては、倉島杏実さん。このメンバーも鎌田様と同じチームで今更語ることもありませんが、一ファンとしては『女性としての変化』にフォーカスを当てて欲しいなと。
季節の変わり目がとても風流であるように、成長の端々に焦点を当てると凄く面白い頃合いなのかなと。
少女としての背伸びと、女性としての自覚。そんな変化の節目を感じさせるような、言ってしまえば今だからこそ出来る等身大な楽曲に当てて欲しいなぁと思うばかりです。
え? 表現が気持ち悪いって? 自覚があるヲタクなんで、許してください。
次に、菅原茉椰さん。凄く、美しくて、流麗です。
今回のメンバー、意外と『剛』寄りの印象が強くて、その中で綺麗な『柔』を表現できる数少ないメンバーだと思います。あ、鎌田様もですね。
そういう意味では面白みのないチョイスですが、やっぱり万華鏡が観たいです。いや、まぁ、あのシャーベットカラーの衣装との相性が抜群過ぎる訳ですよ。
天使のしっぽを全力でやれ、という逆張り(と言ったら無礼千万ですけど)もとても面白いと思うのですが、そこはやはり至高の領域を見たいです。
次にきますのは、西井美桜さん。可愛い顔に似合わず、ラスボスですぜ、この子。
もう、バッキバキなんです。ダンス然り、表情然り。
舞台というか、戦場というか。小さな体で、舞台上を切り裂いていく姿はまさに戦舞。
天使のしっぽで可愛さを爆発させても良いんですが、パフォーマンスだけでいったら是非赤堀さん辺りと組ませて、剛 vs 剛を見てみたいです。もう、斬り合いですよ。私は、是非、斬られたいです。
次に、平野百菜さん。この子もその可憐さにフォーカスされがちですが、パフォーマンスは割と武闘派ですよね。うーん、こんなところにもしっかり根を張る須田のDNA。
なので、見慣れた天使のしっぽもいいのですが、こういう特別な機会。折角なので、イカツイ曲をあててあげても面白いと思います。
そして、入内嶋涼さん。鎌田様曰く、名字が強い子ですが、是非しっかり味わって欲しいです。強いのは名字だけじゃないですぜ。
あと、天使のしっぽが観たいです。白がもう大変似合う子です。しっぽも、耳も最高に似合うと思います。もう、何でもします。えっと、どこに小判入りのういろうを送ればいいですか? もう、本当に何でもしますから、入内嶋涼×天使のしっぽを見せてください。可愛さは保証します。保証人になります。連帯保証人にでも何でもなりますから。お願い。うちの子が観たいって。あ、独身ですけど。冥土の土産に。
アぁ何でもしますから。お願いお願いお願いお願いお願い。
いうことで、以上が一ファンの海よりも浅い好きでした。
何卒ご検討の程、宜しくお願い致します。
時田